更年期障害

更年期障害

我が家に、妻のための(笑)エクオール郵送検査キット」(※1)なるものが届きました。(上記写真)

これは、腸内にエクオール産生菌がいるかどうかを調べてくれる検査キットです。

エクオールとは?

エストロゲン(女性ホルモン)とよく似た働きをするエクオール。大豆イソフラボンは、大腸菌の一種であるエクオール産生菌によって代謝されエクオールができます。しかし、日本人の約2人に1人しかエクオール産生菌を持たないと言われています。しかも若い人ほど作れない人が多くなっています。(50代で43%、20代で38%、19歳以下27%)(※2)

大腸菌のエサとなる人間の食事(無理なダイエットや食事の欧米化など)に問題があるのかもしれません。

更年期障害とエクオール

閉経前後5年の約10年間(一般的に45〜55歳頃)を「更年期」いいます。
更年期には卵巣の機能が低下し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に減少していきます。

卵巣からのエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少すると、脳の視床下部から下垂体に対して、性線刺激ホルモン(FSHやLH)を分泌するように指令が出されます。
性線刺激ホルモンは卵巣に対して女性ホルモンをもっと出すように指示しますが、機能低下した卵巣はこたえることができません。

その結果、脳はさらに刺激量を増やします。それでも卵巣の反応がないために視床下部は混乱におちいります。視床下部は自律神経のコントロールセンターでもあるため、ここの混乱は自律神経失調を招くことになり、様々な症状が出現するようになります。

エクオールを作れない人ほど更年期症状が重いとの調査結果もあるようです。(※3)

ホルモン補充療法(HRT)は危険?

HRTが危険か危険でないかは私は医者や研究者ではないので正直わかりません。
ただ、更年期症状と言っても症状が軽い人から、通常の生活が送れない人までいてさまざまです。また、ご本人の性格や家庭環境などもさまざまです。
ご自身の症状や環境、そしてHRTを受けることのメリットとデメリットを良く検討されるべきだと私自身は考えます。

「自分自身の力で自然に治癒すること(自然治癒力)」

私の大切にしている価値観は「自分自身の力で自然に治癒すること(自然治癒力

ですので、妻に今のうちから毎食、納豆を食べる事を勧めています。半強制的に(笑)。大豆イソフラボンからエストロゲンができて、急激に減ってくる女性ホルモンを少しづつ補ってこの先現れるかもしれない症状をできる限り軽く抑えられたらと思っています。

年齢とともに女性ホルモンが減っていくのが当たり前ですから。急激に減り過ぎるから辛い症状がでるのなら、自然な食事からと考えて上記の検査キットも購入してみました。
もちろん、検査結果がNGでも大豆を食べる事は体に悪くはないですし・・・。

それに何より妻は私の施術付きなのできっと?いえ、絶対大丈夫!!

もうすぐ平成最後のお正月ですね。それでは皆様、良いお年をお迎えください。

引用・参考・出典

※1 株式会社ヘルスケアシステムズ https://karadacheck.com/soy-check-lp
※2 ソイチェックを用いた、エクオール産生能力と食生活に関する全国調査 瀧本陽介、三宅智恵子、細谷吉勝、呉暁紅、大澤俊彦 J.Epidemiol.,vol24(supp.1),P118;2014 http://www.myclinic.ne.jp/fujikawa_cli/pc/index.html
※3 日本更年期医学会雑誌 15 :28-37,2007