クレンチング(食いしばり)

マウスピース

上の写真は実際に私が使っていたマウスピースです。白い色の箇所は寝ている時のクレンチング(食いしばり)により嚙み砕いた所で、歯科医院で補修してもらった補修材の色です。

マウスピースをする前は、クレンチングにより自分の歯を削るだけでなく、クラックと呼ばれる小さなヒビが入るほどでした。最終的には噛み合わせが悪くなり、猛烈な痛みで歯医者へ行きました。

当時の私はマウスピースを購入することで、歯を守るという一時的な対処のみ行いました。しかし体から発する「クレンチングというSOS」を無視して原因を追究することなく処置完了としていました。

もちろん、歯並びが原因であればそちらを対処したのですが、私の場合はそれが原因ではないという事のみ歯医者でわかったことだったからです。この時に正しく原因をみつけて正しい対応を行っていたら、先々休職するほどまで身体を壊すことはなかったと思います。

当時はストレスが原因かもしれない!?と言われたら、みんな何かしらのストレスを抱えて頑張っているんだ!一生上手に付き合っていくしかない!と思って諦めていました。

クレンチング

噛みしめる力は最大で100㎏

健康な成人男性の噛みしめる力は最大で100㎏もあります。おおよそ自分自身の体重に匹敵します。(※1)

そのような力を、意識的に重いものを持ち上げる時の一瞬だけ使うとかではなく、寝ている時も無意識にずっと踏ん張っていたんだと思うと・・・自分の身体に謝りたいです。

引用・参考・出典

(※1)日本歯科医師 https://www.jda.or.jp/park/relation/sport_06.html